まどかのキャラが違う?気のせいです。
6話までのネタバレを含みます。

7話終了後追記。
マミさん知らなかったのか
まあ、仕方ない(前向き。

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「ね、マミ先輩。」
「・・・。」
西日の差しこむマンションの一室。
巴マミは鹿目まどかの前で、小さく正座をさせられている。
窓からの日射しは赤くまどかを染めている。
まぶしくて、こちらからまどかの表情をうかがうことはできない。
恥ずかしいことなんてない。やましいことなんてない。
そう、私はこの世界を守るために戦う、魔法少女なのだ。
「さっきから黙ってばっかり。お話しようって言ってるのに、まったく。」
どすっ、と音を立て、まどかはベッドに沈み込む。
「やんなっちゃうよ、まったく。」
その音に反射的にさらに身を縮みこませる。
こんなの絶対に、おかしい。
こんな状況がおかしい。
机の上には、まどかの投げ出されたカバン。
その横には黄色い小さなアクセサリーが転がっている。
「本当に学校中に話しちゃうよ。」
「・・・。」
魔女に襲われていた彼女たちを助けるためにはそうするしかなかった。
鹿目まどか。
まさか、こんな子だったなんて。
ピロロンッ♪
まどかが自分の携帯電話を開いたり閉じたりするたびに、静かな室内に電子音が響く。
あの端末の中に、私がこんな状況に陥っている原因が収められている。
「魔法少女だって。こんなフリフリの衣装着てね。
私だって、魔女退治がすごいことで、大切なことだってわかるよ。
でも、、、えへへ、マミ先輩楽しそう。かわいいなぁ。」
無意識に、握りしめられた両手に力がこもる。
社会なんかに興味はない。
自分が社会の中に溶け込めないのは、もう仕方のないこと。
ただ、魔女を野放しにすることはできない。
そのためには、私はどうしてもこの社会の中で「生きていく」必要がある。
そこでふと、気付いた。
私には居場所なんてないのに、居場所を探そうと必死になっている。
社会なんかに興味はないと思いながらも、社会の中にありたいと思っている。
そんな自分を認めてしまうことも、悔しい。
「私もはやく願い事を決めて、魔法少女になりたいなぁ。
そしたらマミ先輩とも一緒に戦えるし、こんなかわいい衣装も着られるんだもんね。」
ベッドから立ち上がり、トテテとまどかが近寄ってきた。
「マミ先輩も早く私に変身してもらいたいですよね?」
真横から、うつむくマミの顔をのぞきこむまどか。
「一人は嫌ですもんね?」
チクリ、チクリと、胸の奥へと針を進められる。
「これからは、私とさやかちゃんが一緒ですよ。」
「・・・。」
ふぅ、と息をついてまどかは立ち上がった。
沈黙を保つことしかできない。
何かを喋れば、そこをきっかけにまどかにどんどん侵入を許してしまう。
そんな気がした。
「全然喋ってくれないんですね、マミ先輩。
まあ、仕方ないですよね。こんな風に話されたら、まるで私が脅迫してるみたいですもんね。
でもね、先輩。私、先輩が嫌でも構いたくなるようにするにはどうすればいいか、実は知ってるんですよ。」
よく喋る子だ。
「先輩が」
同時に、心の中で、自分の意思を強く持つことを決意する。
「私と話してくれるくらい」
話につられてはだめだ。私には怖いものはない。
「大切なものって」
私は、魔法少女なんだ。
「これ―――でしょ。」
「・・・ーーーっ!」
声にならない声が漏れる。いつの間に、そんなっ。
「返してっ!」
慌てて手を伸ばすが、まどかはさらりと反対の手に持ちかえる。
「これって、大切なものなんだよね」
「お願い!返してっ!」
「えへへへへっ。」
まどかはマミのソウルジェムを片手に立ち上がると、そのまま部屋の対角線上へと駆けた。
慌てて立ち上がり、まどかを追おうとするが。
「ストップ!!!」
その制止に、立ち上がったままの姿勢で止まる。
「動いちゃだめ。動いたら、これ、踏み砕いちゃうから。・・・嘘。そんなことしないよ。だってこれは、マミ先輩なんだもんね。」
不思議と自分の呼吸音しか聞こえない。
粗いその音は、緊張感からなのか。
「誰に・・・聞いたの・・・。」
声を絞り出す。聞かないまでも、答えは想像がついた。
そんなことを知っているのは、魔法少女とあいつだけ。
この街のもう一人の魔法少女は、そんなことをまどかに伝えたりはしない。彼女はまどかを魔法少女にさせまいとしている。
「さーって、だれだったっけ。」
ニコリと笑う少女。その微笑みは、とても中学二年生の微笑みなんかではなく、もっともっともっと、残酷なまでに楽しいことを知っている少女の微笑み。
「忘れちゃった。」
えへへ、と笑う。
「綺麗ですよねー。」
「うっ―――。」
ほんの一歩。
ほんの一歩まどかが遠ざかるだけで、意識が遠のく。世界が急速に失われていく。
「っかはぁっ。」
はぁはぁと肩で息をつく。
ギリギリの距離。マミとまどかは今、ギリギリの距離を保っている。
「くすっ。マミ先輩、かわいい。今一瞬、意識飛んじゃったでしょ。」
キッと、上目遣いにまどかを睨みつける。
まどかは相変わらず、ニコニコとしたままだ。
「先輩、勘違いしないでくださいね。私、先輩のことが大好きなんです。」
「私はあなたが大嫌いになりそうだわ。」
「そんなこと言わないで下さいよ。私は先輩ともっと仲良くなって、もっと一緒にいたいだけなんですから。」
「だったら早くそのジェムを私に返して!!!」
まどかがくるくるとその場で動くたびに、意識の消滅と復活を繰り返している。
心も体もそろそろ限界だった。焦り。なりふり構わず、声を荒げる。
「これですか。これ、マミ先輩そのものなんですよね。ほんときれい。」
強く差し込んでいた日射しは大分弱まっていた。
そんな弱い日差しでも、マミのソウルジェムは金色に輝く。
「もう、大好き。」
そう言って、まどかはソウルジェムに軽いキスをした。
そしてそのまま、くちをおおきくあけると、そうるじぇむを
「んっ」
いっきに の み こ ん     だ    。
     「        え      ―――     ?    え?」
苦しそうにのどを鳴らすまどか。
その光景を見ていることしかできない。
何度かのどを揺らし、小さくせき込んだ後、まどかは恍惚の表情のまま両手を重ねて胸に当てる。
そしてゆっくりとその手を下し、お腹のあたりで止めた。

「ああ、分かる。マミ先輩がここにいる。私のココに、マミ先輩がいるんだ。」

一音ずつ、その音が耳に届く。
意味を理解するまでに。状況を理解するために。幾瞬かの時間がかかった。
意味を理解し、状況を理解してからの行動は、自分でも驚くほど速かった。
「返して!!!」
一瞬にして、まどかの元へ飛び付く。
「ほら、今なら間に合いますよ。早く私の口から手をつっこんで、お腹のソウルジェムを取り出してください。」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、」
まどかの言葉に促され、そのまままどかの口の中に指先から手を押しこんだ。
まどかの歯でひっかかれるが、そんなこと気にしていられない。
早く、早くまどかの胃の中から、私を、私のソウルジェムを、私自身を助けなければ!!!
力任せに腕を押しこむと、耐えきれなくなったのか、まどかはそのまま地面へと倒れた。
苦しさからか、無意識にマミの右手に伸びてくる両手を膝で押さえこみ、馬乗りになって手を押し込もうとする。
音も色も失った。
スローモーションの動画が目の前を流れていく。
ただひたすらに、まどかの体内からソウルジェムを取り出そうとする。
本当に苦しいのだろう。自分の下のまどかが、信じられない力で暴れるのを、それを圧倒する力でねじふせる。
だが、力任せのその行為は、決して解決へとは至らない。
抵抗を感じながら推し進めるその手の感覚が、少しずつマミへと戻ってきた。
現実を認識すると同時に、音と色が自分の体へと戻ってくる。
こんな行為は、完全に、無意味だ。
その手の力を緩めた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、」
部屋に自分の呼吸音が響く。
そして、それとは別に、一定間隔で蛙のような声が聞こえてくる。
それは自分の下から。
まどかが、かろうじて呼吸をしている音だった。
まどかは力ずくで押さえられていた両手をマミの膝から抜くと、そのままマミの右手をつかんだ。
そうして、少しだけ自分の口から抜き出し、呼吸を再開する。
それと同時に、今まで自分の呼吸を妨げていたその手を、丹念に舐め始めた。
ブヨブヨとした舌が、茫然としているマミの指の合間をぬって動いている。
まどかの歯で切れた部分は、特に丁寧に舐めあげる。
そして、もう我慢できないというように
「マミ先輩、好き。」
腕を自分の口から抜き取ると、そのまま勢いよく起き上がり、マミに口づけをしながら、地面へと押し倒した。


to be continued…     しません。





ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
まどかがマミ先輩のソウルジェムを飲み込んじゃって「もうずっと一緒だよ」とかそこが書きたかっただけなんです。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
この作品はフィクションです。
フィクションなんです。
以上。じゃあねっ。